あるブロガーが事件にあって殺されたこと

このブログは似顔絵の楽しい記事を載せたいので、書くかどうか迷ったんですが、似顔絵描きという仕事とも全く関係なくないよなあ、と感じたので記事にします。

残酷で暗い話題が苦手な人はスル―なさってください。

先週「はてな」というブログサービスのブロガーの方が殺傷されるという事件がありました。

「低能先生」を凶行に駆り立てたネット民の闇

ニュースでは一殺人事件の扱いでしたが、殺されたのは有名ブロガーの方だったこともあり「はてな」をはじめ、ネット界隈は騒然となりました。ブログをされている方はご存知ではないでしょうか。

無敵の人とは誰か

この事件のキーワードは「無敵の人」という言葉です。「無敵の人」とは誰でしょうか?

それは強いヒーローという意味ではありません。

何ももたない、失うもののない、いわばヤケになった人、ということです。2ちゃんねるを始めたひろゆき氏が定義した言葉です。

逮捕されると、職を失ったり、社会的信用が下がったりします。

元々、無職で社会的信用が皆無の人にとっては逮捕というのは、なんのリスクにもならないのですね。~中略~

一昔前までは、社会的信用の無い人の発言力は居酒屋で騒いだり、雑誌に投稿したりするぐらいしかなかったので、社会的影響力が少なかったのですね。

でも、現在はインターネットを使った犯行予告をすることで、警察官を特定の場所に動員したり、飛行機を遅らせたり、警備員を走らせたりするぐらいの発言力が手に入ってしまっているわけです。

彼らは、それなりの社会的影響力を行使できる状態にあるのですね。でも、欲望のままに野蛮な行動をする彼らを制限する手段を社会は持っていなかったりするわけです。

ちなみに個人的に、こういう人を「無敵の人」と呼んでいたりします。

この言葉をインターネットが発達したからの危険だと思うでしょうか?ネット社会のせいなのでしょうか?

いいえ

無敵の人は昔からいたと思います。

喧嘩いらすとや

最近はとみに無差別殺傷事件が多発しています。社会の不安定も根底にあるのでしょうか。新幹線の事件にしろ「だれでもいいから殺したい」という事件が珍しいものではなくなってきました。殺人事件にいたらなくてもストーキング行為など。地下アイドルが切り刻まれたこともありました。道でわざと弱そうな人に当たってまわる人がいると動画も出回りましたね。

またアーティストの女性にとってはギャラリーストーカーという問題があります。私は一時期、画廊でバイトしていましたが、主催が若い女性の場合のみ、浮浪者風の人が寝転がり菓子を飲み食いします。そして「おまえの絵はどうのこうの」と絡みつくのです。

接客仕事といい、何等かの活動といい、今は人前で何かすることは非常にリスクが高いのです。

色々な人が「無敵の人」について見解を述べています。が、私が一番ドキっとしたのは以下の記事です。

インターネットの「無敵の人」から身を守る方法 – 俺の遺言を聴いてほしい

無敵の人に出会ってはいけない。無敵の人は
出会う=即ゲームオーバー
の魔王的な存在なので、ネットの世界から動かしてはいけないのだ。

殺されたブロガーの方と加害者は面識はなく、ネット上で恨みを買っていた。そして、あるイベントでブロガーの方が講演をされる時を狙って事件が起きました。

つまり、ネット上では、ブロックしたらまあ命の危険はないものの(ネットストーカーは確かにいますが)講演、という人前に出るシーンになったら、まさに「会う」ことになり、物理的危害の可能性があるのです。

だからといって引きこもっているわけにはいけません。人は人との出会いに恐怖や悲しみもあり反面、それを上回る喜びや生きがいもあるのです。

対面の似顔絵師は「無敵な人」に会う頻度が高い

私もたぶんあの人は「無敵な人」なんだ、という人に何回か会いました。

実はそのせいで、この1年強、席描き(目の前で描くイベント的似顔絵)を中止していました。あまり思い出したくないのですが、たまに来る特別な一人や二人ではなく、毎回の営業日ごとに、服装が汚れていて職についていない精神状態が不安定な人に絡まれました。あきらかに反社会的な人もいました。「誰にことわってそこで商売やってんや!」と。もちろん場所の正式な使用許可証を掲示していたにも関わらずです。

その100倍くらいの良いお客様がいたので、格別治安の悪いところではないのです。それだけ賑やかな人の多いところだということです。人通りが多いと無敵な人と会う確率も上がるのです。

「無敵の人」はとても寂しいし、弱い立場の人にクレームを付けたり、店先で暴れたりして寂しさを埋めます。別の店で女性店員に怒鳴りちらしているのも見ました。

コンビニや飲食店、その他でバイトされている女性の方には覚えがあるのではないでしょうか。ストーキングにあったりなど。最近は名札をつけているとSNSを探し出してきたりするので、名札を廃止した店もあるようです。

それでも大企業や店内や商業施設なら警備員や店長や仲間に守ってもらえたり、店の奥に隠れたり、最悪、辞めてしまうことも可能です。

しかし、私は女性一人でやっていたし、対面接客、それも似顔絵描き=15分くらい客と目と目を合わせて話をしながら絵を描くという仕事でした。それは非常にハイリスクなことでした。あまりに楽しい仕事なので、その危険に気が付かなかったのです。

油断してました。私はオバサンなので、セクハラめいたことには合わないだろう、と軽く見て、そこの場所と契約したのです。が「無敵な人」にとってはあまり女性の美醜は関係ないのです。

弱そうな相手、一人だけで営業、女性、そして「向き合って」くれる相手というのが何よりも付け込みやすいのです。

似顔絵描きはまさに「向き合う」という仕事なので、一度そのような方が私を色んな意味で気に入ってしまうと大変な目にあいます。非常に大変でした(笑)今でこそ(笑)とか書けますが、塩を撒いてお祓いまでして営業の最終日あたりは足が震えてましたね。

たまにですが一緒に男性とペアを組んで営業をしていた時がありました。そのときは安全でした。彼等は絶対に近寄ってきません。それが無敵な人ということです。

警察にしろ助けてくれる人はあまりいません

困りはてて同業者のベテランの人など数人かに相談したのですが「君、旦那さんのお金で食べていけるんでしょ~なんでそんなことしてるの?そりゃあ旦那さんも良く思わないよ!」「オンナを武器にして営業してるんでしょ!女だから客がつくんだよ!だったら仕方ないよ!」と。

( ゚д゚) ・・・ (つд⊂)ゴシゴシ (;゚д゚) ・・

どうやって警察に相談するのか、法律上や刑法ではどうなのか、具体的な身の守り方とかそういう仕事の話をしたかったんですが。。。若い業界でもあり、そういったリスクマネジメントについて話をする土壌が育ってないのかもしれませんね。

警察にも散々相談しましたが、ケガをさせられたりしないかぎり事件としては扱えない、ということでした。2年前の夏でしたか、ひどい絡まれ方をされ店を破損させられる事態に近いことがあり、その日に私は即効その営業場所を手放すことにしました。

逃げること手放す事は負けではない

沢山のお得意さんや御馴染みさんができていたので、悔しくて散々泣きました。

が今回のブロガーさんの殺人事件を知って肝が冷えました。

あのまま色んな人の絡みに耐えながら営業を続けていたら私も刺されていたかも…と。

「ああ、良かった。あそこで逃げて良かった。辞めてよかった。あの判断は正しかった」と確信しました。

対面接客にはこういう危険性は絶えず伴います。

なので、そういった危険を明文化することに意義があるのではと考え、こうして記事にすることにしました。私は下手くそで他人さまにどうこう言える立場でもないのですが。いつか、悩んでいる人がこの記事を検索して一人ではないと思っていただけるかもしれないと。

仕事上で何より大事なことは

扶養内の主婦であろうが、趣味の暇つぶし、自分探しのために描こうが、メインのプロとしてやっていようが、関係ありません。似顔絵師だろうが、スーパーだろうが百貨店だろうがコンビニだろうが、会社員の仕事であろうが、あるいは金銭の伴わないボランティア活動であろうが、一番大切なことがあります。

命、身の安全を守ることです

上手い下手や儲かる儲からないも、その一大事に比べればまったく大した問題ではないのです。

女性”性”を売るホステスや風俗をしているから危険な目にあっていいわけでもありません。守られなければなりません。心身が健康である職場であるべきなのです。

心がけが良ければ、意識が高ければ、上手くなれば技術が伴えば、接客の技術が向上すればそういう目にあわない、客層が良くなるとかいうのは全くアウラ、嘘です。「無敵な人」はどこにでもいます。

接客レベルの高いセキュリティのある百貨店でもそういう絡まれは散々あります。お金を持っていても心が病んでいて寂しく誰かを苛めてウサを晴らそうとする人は百貨店には多いです。「お客様第一」の百貨店はどんなことがあっても店員は客に逆らいません。「無敵の人」はそれを良く知っていて、好きなだけ暴言を吐き暴力的な行為をします。上司は販売員が泣くのをスル―します。

どんな職業人も対面で接客商売をする限りそのリスクが伴います。「無敵な人」に会ってはならないのはもちろんですが、こういう世相ですし、いつどこでその被害に合うか分かりません。どう行動して身を守るかダメージを受けないかを考えるのが大事ではないでしょうか。

安全に身体、そして、心を傷つけられないということが仕事には一番大事なことなのです。

以前いた大型商業施設で大手似顔絵会社に所属していた時は、実はそういった情報共有がされてました。いい団体だったと思います。「先週、ある子が酔っ払いに絡まれたから、気を付けるように」など。

情報共有したからと絡まれるリスクは無くなりませんが、自分の被害を回りや上司がスル―しないでいてくれる、というのは慰められます。

男性でもそういう目にあい潰れることはある

もちろん女性はそういうリスクに合う可能性が高いのですが、男性でも同じことです。

知り合いの非常に売れっ子の男性似顔絵師さんがいたんですが、客が増えれば増えるほど、おかしな客が付きまといはじめ、ノイローゼになってしまい、心が壊れてしまって二度と描けなくなったと聞きました。

身体を守ることはもちろんですが、客の暴言(そういう場合はお金を出さないで絡みついてくる場合が多いので厳密には客とはいえません)に心折れてしまい鬱病になったら元も子も失うのです。心を守る手段や自己マネジメントの工夫も必要です。

あ、描きすぎてるな、人に会いたくないな、疲れたな、と少しでも思ったら逃げる休むことです。

似顔絵師はどんな人でもいつからでもなれる

「似顔絵師になるにはどうすればいいのですか?」という質問を何度も受けました。ブログ記事の検索に「似顔絵 路上 許可」「似顔絵師になるには」「道で似顔絵を描くには」も沢山きてます。

私みたいなのに聴いてもしょうがないだろうになあ、と思いつつ(正直、もっとちゃんとしたプロに聞いてほしいです)

「鉛筆と紙を準備してゴザをひいて絵を広げて誰か描いたらすぐなれるよ、今日からでも!」

と返事してます。もちろん今でもそう思います。

「道で絵を広げたらすぐなれるよ!」という言葉はその通りなんですが

路上は「無敵な人」に会う確率がすごく高いんですね。そこは気を付けて、スポット的にやってみることがオススメです。とても楽しい体験ができると思います。色んな人に会えるし、自信もつきます。

注意点

まず危険を避ける注意点ですが

路上でするなら下見しよう

路上は試しに行ってみるのはあり。できたら行く前に下見に行き、周りに物騒な店や治安の悪さがないか確かめる(人通りの多いとこはそういうとこがまあ多いですがw)路上似顔絵は、毎日毎週行くとかの常態化は避けた方がいい。たまに行くぐらい。(場所占拠は違法の場合がありますから。もちろん)注意されたらすぐ撤去しましょう。変な人がまとわりついてきたら速攻逃げる

ストリートアーティストが多いところを探そう

ストリートミュージシャン、路上歌手やジャグジー大道芸やそういう人が多い駅前もいいかもです。交番の場所は確かめておきましょう。それでも変な人は絶対くるので、絡まれたら逃げる。治安の良いところは人通りが少なく、厳重注意されるし、ゆるいところは物騒だし、見極めは難しいですが。何かあったらこうやって逃げよう、とシュミレーションしておきましょう。逃げやすいように荷物は軽く、コンパクトに。広げすぎると回りの迷惑だし逃げにくいので机などは持ち込まないように。よほど危ないと判断したら画材をほっといてでも逃げましょう

路上だからこそキチンとしよう

路上や駅前は無法地帯ではありません。ゴミは必ず持ち帰り清潔な恰好をしましょう。汚くしていると「無敵の人」が同類だと近づいてきます。アートはフリーダムな世界ですが、作品の中だけに留めましょう。服装までフリーダムにしたら、社会性が極度にアヴァンギャルドなフリーダム人が近づいてきます。汚い人は「無敵な人」ホイホイです。

私はできる限りスーツを着用し百貨店なみの接客言葉遣いを心がけてました。来たときよりキレイに掃き清めて自分が出してないゴミも片づけ、帰りぎわにはお辞儀して手を合わせてました。私がかつて参加していた場所は活動は名目上は禁止されていましたが歌手や書道など沢山のアーティストが華やかでした。大手似顔絵会社の修行の場所にもなっており、似顔絵師はキチンとした人が多かったせいもあります。(不思議なことに音楽は上品なプロは黙認され音痴の歌手がいたら警察が飛んできましたw)近隣には人も住んでいます。場所と先人への感謝の気持ちを忘れずに。後の人のためにも社会人だという自覚を持ちましょう。

一見普通の人でも「無敵な人」がいる

それでも色んな「無敵の人」は近づいてきます。浮浪者風の人だけでなく、宗教や政治、似非募金、マルチやスピ、風俗や高額貸ギャラリーの勧誘・物品販売など。アーティストだと誉めそやしいい気分にさせて上手い話を持ち掛けて怪しいカルト集団に誘いこもうとする人もいます。自分の身を守るためにも、優しい笑顔で距離を詰めてくる人には警戒しましょう。刺激しないように工夫して上手く逃げましょう

路上をメインの活動場所にはしない

路上はあくまでビギナーの腕試し、修行の場です。ストリートはいつか卒業する場所だと心得ましょう。常態化すると「無敵の人」のメンタリティに近くなっていきます。絵を毎日売り続けてそこで寝泊りする人がいましたが、実態はアーティストではなくホームレスです。そういう人達と同じ時間を過ごすリスクもあります。路上活動者は明るくて優しい人が多いのですが、「無敵の人」や「無敵の人に近い人」もいます。いつもいる人、何年もいる人には何か理由があると警戒してください。良い人だと思ってもSNSやラインの交換などはゆめゆめしないように。うっかり親しくなりすぎたら逃げましょう

プロの団体や会社、グループに参加するのが一番安全

できたら最初は似顔絵事務所や団体に所属するのがベスト。似顔絵教室に行ったりすると良い団体を紹介してもらえます。情報交換ができるし仲間と切磋琢磨して絵がみるみる上達します。マージンなど縛りがある場合が多いですが、それ以上に得るものがあります。素晴らしいメンターや師との出会い、一生ものの友情を育むこともできます。

さらには現場はセキュリティのある商業施設が多いので、危険が回避できます。(セクハラや暴言あったらすぐ上の人や仲間に言う。エッチな服着てたからでしょ?とか守ってくれない団体からはクツの裏のチリを払って逃げる

フリマや手作り市もやりやすい

フリーマーケットや手作り市などもおすすめです。できれば大勢の業者がいるところにする。回りの人に何かあったら味方してもらえるように、商品を買ったりしてゴマをすり、仲良くすること。テキヤっぽい人もたまにいるので雰囲気が悪ければ逃げる

商店街なら根回しや礼儀を大事に

商店街の軒先を借りれる場合、その周辺の店にお菓子などを持っていき挨拶し、何かあったら逃げてきていいですか的な工作をする。店舗を維持するため高い家賃を払っている人々の軒先を借りているのです。清潔な恰好をして商店街のイメージアップに協力し掃除をしっかりすること、商店街の商品を買ったりするのも信頼関係を得る秘訣。絡まれても守ってくれない商店街からは逃げる

一人でするのはなるべく避ける

女性の人は、できたら複数の人と活動をする。男性がいたらなおよい。できるだけ身体の大きい声のでかい人がいいです。その人も絡まれたら、もう「無敵の人」中の「無敵」なので警察(プロ)を呼んで逃げる。交番の場所を確かめ、仲良くしておきましょう。

「無敵の人」からの仕事は受けるな

似顔絵は顧客と見つめ合うという接客なので、一気に親しくなれ、そこがとても楽しいのです。が、万が一その客が「無敵の人」だったら絶対に仕事を受けてはいけません。逃げましょう。「無敵の人」と目を合わすのは獣と目を合わすのと同じです。熊でもライオンでも目を合わせたら攻撃されます。ジ・エンド。受けたら最後、アウトです。受ける前にあ、この人なんか危なそうかもという人を見る目を養うこと。

とにかく目を合わすな

どこで活動するにしろ、女性なら服装の汚い挙動のおかしい男性の一人客は通りすがりの眼すら合わせてはいけません。目さえ合わせなければ逃げることは可能です。目を合わせたら相手にしてくれる!と勘違いしウキウキ近づいてきます。向こうはジロジロ見てくるので、見返したい欲望にかられますが、ぜったいに下を向いて目を合わせず「トイレに行きます」看板にして脱兎のごとく逃げましょう。1時間くらいは空けておくといいです。(待っている場合があるので)くれぐれも財布と携帯は忘れずに。

ネットで活動するのもあり

ここまで読んで怖くなった人はフリマアプリやネット通販でどうぞ。対面ではないので物理的被害は避けられ、主婦さんにはオススメです。それでも嫌な眼に会ったら休むか逃げる

「逃げる」その道しかない

もう「逃げる」「逃げる」の連発ですが。無敵の人に会ったら「逃げる」それのみです。

あの新幹線事件のときも回りの男性は何してたんだ的なヘイトがありましたが、男性でも女性でも危ないものは危ないのです。武闘に自信があるとか、許せない!とか下手に勇気を出して立ち向かってはいけません。

テレビのニュースの中の出来事だと思いがちですが、暴力や暴言をふるう人は意外に普通に沢山います。

辛すぎたら活動からいっとき逃げる

そして不幸にも悲しい目にあってしまったときは泣き寝入りをせず、信頼できる人に話したり、情報公開したり被害の共有をしましょう。

SNSやTwitterなどでもクソリプはありますが分かってくれる人は必ずいます。逃げる工夫やアイデアを得ることが出来るかもしれません。

自分を責めすぎてPTSDのような症状(眠れない涙が止まらない)でたら軽く見ず、場合によっては医者にかかりましょう。そして十分な休養を取ることです。

対面接客や活動から一時休むのは心身の回復に役立ちます。逃げるようで悔しいと感じるでしょうが、根性を出して無理したら悪化するだけです。

描き続けている限りチャンスは必ずあります。

ともかく逃げる一手です。

雇用関係にあるのか個人事業主なのか確かめて自覚しよう

特に個人事業主やフリーランスは「逃げる力」が大事だと考えております。

「逃げる力」でなく「逃げない踏ん張る力」があると、一見プロ意識の塊のようで素晴らしい印象があります。が、そういった意識の高さはリスクの高さにも比例します。

接客トラブルや悪辣客・カルトブラック・クライエントや団体にどこまでも奉仕することになるからです。法律はフリーランスには全くもって適用外なんです。

会社と社員、店とパート従業員等の雇用関係。その場合は労働法などで守られますし、何かあれば法的措置が取れます。労災もあります。従業員に何かあれば雇用主の責任、リスクマネジメントを行ってなかった経営者の責任になるからです。

一見、雇用関係にあるかのような関係でも、実は単なる業務委託である場合も多々あります。会社や団体との関係が、雇用関係なのか業務委託というフリーランスなのか下請けなのか単なる口約束の仲間なのかは必ず確認と自覚が必要です。雇用関係ではないのに、実体は雇用関係=(拘束時間が強くかつ被命令従属指揮系統)である場合が多々あります。しかし正式な雇用関係ではないので、法には守られません。セクハラやパワハラ、接客上の危険や過剰労働、未払い報酬に対し、誰も守ってくれません。雇用関係でないのに雇用状態にあることは二重の意味で不利なんです。

アニメ業界にもそういう問題があり、取り沙汰されています。とくにアーティストと呼ばれる人はそれらに無頓着で純粋な人が多いのです。

自分を守る境界線はケース(自分の価値観や家庭環境、目指す将来、能力やキャパ)によって違うので、一律ではありません。各人違います。フリーランスの自由度や収入の幅に魅力を感じてリスクをある程度受け入れる場合もあります。どこで線を引くか、それは自分で決めるしかありません。

だから自分なりの危険を察知して「逃げる力」を研ぎ澄ますのが大事ではないでしょうか。もちろん納期や仕事のクオリティは守る必要はありますが。

フリーランスほど逃げ足が速いことが大事なのです。

それでもやっていきましょう

似顔絵は人の顔を描いて喜んでもらえるというとても楽しくやりがいのある仕事です。何よりも年齢や国籍・学歴も関係なく、独立開業できるし、老いてもやれます。絵を描き続けている限りできます。

私は上手い下手も実は関係ないと考えてます。有名なあの人みたいに描けないからダメとか落ち込んで諦めるとかの必要はないんじゃないかと。

目の前にいるたった一人、その人のためにだけ、その時間を楽しんで、心を込めて描いたらいいんじゃないでしょうか。誰か一人でも自分に顔を描いてもらって喜んでもらえた、そんな奇跡があるでしょうか?自分も楽しい相手も嬉しい。そんな素敵な商売です。

私もそろそろ人に会いたくなってきたのでフリマで席描きを復活します。更年期世代なんで大してやれないんですが。人と話しながら顔を合わせながら描く楽しさは格別です。人と人の絆や優しさを実感します。この席描きを控えていた間もどんだけ沢山のお客様とのやりとりで励まされ癒されたか。

私ごときがクドクドえらそうに書いてすいません。どこかの困っている人の参考に少しでもなれば幸いです。

やっていきましょう。(←私の好きな借金玉さんというブロガーさんの〆セリフです)

最後に勇気の出る女性ブロガーの記事を二つ紹介します。似顔絵に限らず対面接客に悩む人はぜひ。ストレスマネジメントも参考になります。

接客業におけるクレーマーは「赤信号で突っ込んできた暴走車」である

勝間和代、Hagexさん刺殺事件でブロガー魂語る「殺されるリスクがあるからといって止める人はいない」