「いじめ」はなくならない

過去にバイト歴は多いですが、私のレベルが知れたもののせいか「いじめ」のない場所はなかったですね。

いずれも京都だったんで、これがイケズ世界かと震撼してましたが、だんだん、職場と構成人員よる、ということも分かってきました。(もちろんマトモな職場もちゃんとある)

はっきり言いますが、おばさんが多い職場です。対象はたいてい若い容姿の良い女性です。(若くてもふくよかな容姿の劣る女性はいじめられない)

自分の孫かと思えるような女性を「あざとい」「ずるい」「きもい」と言っていじめるわけです。もう毎日ウキウキと女子高校生かと見まごうほどに。最低賃金で、サービス残業の強制、誰でも出来る単純業務の職場だとそういうことが起こりがちです。

新学期がはじまるにあたりテレビで毎年、自殺防止のニュースが流れます。

残念ですが、大人になっても「いじめ」はなくなりません。「正しく」ても誰も助けてくれません。自分で安全な場所にサバイブするしかないです。できれば高学歴やスキルを身に着け、より給与の高い場所に行くしかない。そこでも「いじめ」は何かしらありますが、動物的な弱いものいじめは減ってきます。

女子は女子をいじめてウサを晴らす

なんて書いたのは広瀬すずさんと「なつぞら」へのエゲつない炎上攻撃を見たからだな。ちょっとひどいですね。昔の職場の「あの感じ」をまざまざ思い出しました。

元々、広瀬すずさんは同性に嫌われがちなキャラですが、攻撃tweetを見ていると「子育てが気に食わない」というものが多いので、つまり悪口言うのは圧倒的におばさん達なんですね。

私もおばさんなんで(もうじきオバアさんの領域に入りそうですが)醜くも一理あると思う部分もあるのです。

嫌いな主人公が出るドラマを観続けながら文句を言うというのは、結局好きなんじゃん、ということです。嫌いなら見るのを辞めればいいのに。ですが辞めないのは好きなんだ、つまりいじめを、と。

あの若い子を毎日いじめて生活や人生の鬱屈をはらすあのおばさん達と変わりないじゃん。中野信子さんの著書にありますが、人は人をいじめてウサを晴らすことで楽しくなるという脳回路がある、と。

ヒトは「いじめ」をやめられない (小学館新書)

わたしたちは一様にそういう脳の報酬系の快楽を備えている。

人は、その脳回路であることで遺伝子を繋いできた部分があるので、それを消す事はできない。一概に「いじめは良くない」だけでは建設的でない。

特に容姿によるいじめは、女子のルッキズムに関わるので、また書いていきたいですが、とりあえずは「なつぞら」と広瀬すずさんへの話題に戻ります。

私は似顔絵イラストを描く仕事をしているので、

何故こうなるのかを顔から推察して考えたい。顔や外見では人は分からない!というけど、おっさんはオンナを外見でしか判断しないし、女性は、政治家やタレントを感じがいい悪いで判断するじゃないですか。

「なつぞら」主人公の顔がなぜオバサマたちの不興を買うのか

というのも広瀬すずさんの顔は以前一度、描いて、あれ、この人の顔って朝ドラではちょっと大変かもなあ、と思ったのです。予感が当たりました。

おじさまはじめ男性は広瀬すずさんの何が反感を買うのか絶対に理解しません。「いいじゃん!かわいいじゃん!広瀬すずサイコー!嫉妬でしょ?女子こわ~w」と。

私も、前作の「まんぷく」は全話見てたのに、「なつぞら」一話見たらやめちゃった。あれ?広瀬すずさん嫌いじゃないのに、なんでだろ~と思ったんですが、見る時間がもったいないな、と。つまり広瀬すずが嫌いじゃない私でもモヤりそうだから距離を取りたい何かがあった。

で、以降、ロクに見てないわけですがアチコチのタイムラインでが概要が分かる。あ、なんでモヤるのか分かるわ、と。

毎日見ては怒り狂うアンチの人の気持ちも分からんでもない。朝ドラの視聴者は主婦、女性の子持ち層以上~中高年が圧倒的に多い。彼女たちは毎日何年も朝ドラを見ている層だから、習慣化している。モヤるなら見なきゃいいのに、習慣だからつい見ちゃう。モヤりたくないのにしちゃうのは広瀬すずのせいだ!となる。

100作目記念作というとこで、リキの入った作りの「なつぞら」。異様に豪華は俳優陣といい。しかし、リキの入れどころがおかしい。そこは、主婦層は「共感」が何よりも大事で、そこを外すと必ず炎上する。

ターゲティングが間違っている。NHKは忖度する相手をエライ誰か、オッサンの誰かにしたんじゃないかと。主婦の共感を何より重視するべきだった。

朝、自分たちに共感できる女性の主人公が、自分たちと同じように悩んで泣いて笑う姿が観たいんですよ。朝ドラは女子のためのものです。NHKは100作目記念の忖度を主婦の視聴者にすべきでした。朝、共感して楽しんでスッキリしたいんですね、朝ドラで。女性たちは。でもそのカタルシスを得られないでモヤるのは何とも気分が悪いことです。

もちろん脚本がアカンに決まってます。朝ドラの脚本家は圧倒的に女性が多いのはそこを外さないからです。「まんぷく」の時は男性脚本家でしたが、炎上の怖さを良く分かってました。たとえば、主人公の母親は我儘で毒親ではないかと言われていた。

しかし、主人公夫婦が母親に家事を押し付けてしまう流れがあった。「ひどい!」とTwitterは炎上しかけていた。主人公の母親に家事の重荷が来たとたん、世論がいっぺんに母親に味方する流れに変わったんです。つまり、視聴者主婦の共感が主人公からその母親にシフトした。その流れを察知した脚本家は次の週には僅かなシーンで溜飲を下げさせた。上手いことやりました。あれを回収しなければ「まんぷく」も今の「なつぞら」と同じ経緯をたどりました。

主人公一家がいかに偉大で成功して幸せになろうが、家事や育児を誰かに押し付けて我慢させるという展開があるとそれはもう共感を呼ばないんです。自分がいま、やらされている忍耐そのものだから。

高度成長期は働きすぎの男性と自分の存在を消して家事と育児を担ってきた女性たちの忍耐の上にあった。その結果の少子化の現在です。

今の主婦は、いくら共働き割合が多いとはいえ、ほとんどが非正規雇用なのが現実です(給与も立場も不安定)なのに子育てと家事と介護はのしかかってくる。そのルサンチマンは相当なものです。

なつの子育てと仕事は自分と違う世界の若い人のことだからほっとけばいいのね、あれば今の子のやり方よね、とはいかないのです。やっかみもある。子育てを(茜ちゃん?)に押し付けてしゃあしゃあ堂々としているのが保育所に押し付けて知らんぷりして自己実現するのね!今の若い子は!って。我々の世代は保育園が当然とはいかなかった。しんどかったわけです。仕事している人もそうでない人も…。

ドラマの制作側の甘い見通しも透けて見えます。今の女性はね~仕事も子育ても頑張るんだよね~良かったね!?ほらほら、両立して輝いている主人公だから満足でしょ!?というオッサンの上から目線を感じるわけです。好きで両立しているわけちゃうわ!死にもの狂いで、両方やってるだけや!今も大変やわ!と怒り心頭なわけです。

広瀬すずさんの朝ドラ向きじゃない顔立ち

で、広瀬すずさんの顔が輪をかけてそのルサンチマンに火をつけるんじゃないか。

この人ね、誰が見ても美人なんですよ。それも、正統派の。正統派って嫌われやすいんですよね。

女性がなりたい女性の顔ランキングってあるじゃないですか。それに広瀬すずさんは入ってない。

第12回 女性が選ぶ“なりたい顔”ランキング

どの世代にも…ものの見事に…。広瀬すずさんほど美少女、美人はいないと思うのに。なんてことだ。

女性が好む女性の顔じゃないんですよ…。

広瀬すずの似顔絵イラスト「なつぞら」
広瀬すずさんは女性の憧れる顔ではない理由とは ちょっといじわるく描いてみた

このランキングに入ってない顔がいます。二階堂ふみさん、宮崎あおいさんなどです。この三人の顔には共通点があります。似てます。

目が大きく、異国風で、立体的でバタ臭い。それも南国風の顔立ちです。

ランキング中でも異国系のバタくさい顔はいますが、よく見ると、化粧でそうしている、という風にも見えます。

たとえば北川景子さんは、とても彫りが深く見せてますが、化粧の効果です。

本来の顔立ちは、たぶんアジア寄り。すっぴんの時はその辺のキレイな関西のお姉ちゃんのはず。柴咲コウさんも西洋系の濃い顔立ちですが、どこかしら日本人風です。自己演出やセンスの良さ、肌のキレイさ、努力と性格が滲み出ているような女性が、女子の好きな女子顔ではないかと。

つまり、女性の好きな女性=日本女性は自分に近い顔立ちのアジア系の顔に近い人。ちょっと自分も努力すれば頑張ればそうなれるかもしれない、という希望が持てる雰囲気の人。共感できる顔を選んでいるんではないか。

私でも努力すればああなれるんじゃないか、という余地のある顔立ち、夢を見させてくれるFACEが女子が好感を持つ女子の顔なんです。

広瀬すずさんの美貌ってどんだけ努力してもこの顔立ちにはなれん。到底なれん。そこが反感買うんじゃないか。広瀬すずさんならどんな格好してもキレイで広瀬すずたる個性がある。まあ、ほんまにキレイだってことです。

かつてのオバサンの若い子いじめに似てるなあ、と思うのは、いくらオバ(あ)さんが頑張っても若くはなれないから苛めるしかない!というあのしつこい悲壮感に似ているからです。

彫り深、目がでかいこの系統の女優さんは工夫して生き残りを獲得しました。宮崎あおいさんが演技力で、そして二階堂ふみさんが「翔んで埼玉」のヒット。男性好みの顔で、女子の共感を得にくい顔の欠点をカバーした。

しかし、広瀬すずさんは…。

彼女たちと比べ不利な部分が数多くあります。

「二階堂ふみ」さん「宮崎あおい」さんの似顔絵 その2
うりふたつの女優 二階堂ふみ 宮崎あおい 似顔絵イラスト

おしんと比べられる不運さ

で、この広瀬すずさんの不運なことに、毎日比べられてしまうということにあった。

というのもBSで「なつぞら」がはじまる前に「おしん」の再放送が観れるんです。で、若い子にも「おしん」は何故かメチャメチャ受けてしまっている。(そりゃそうですよ、視聴率50%軽々超えのあの橋田寿賀子さんの脚本ですよ…)

この二人の顔を並べてほしい。どちらが日本女子により共感されるだろうか。

連続テレビ小説 おしん 完全版 二 青春編(新価格)      [DVD]

【Amazon.co.jp 限定】【Amazon.co.jp 限定特典/A5サイズクリアファイル付き】連続テレビ小説「なつぞら」LAST PHOTO BOOK

田中裕子さんがお美しいのは分かりますが、アジア人そのものの一見地味な顔立ちで、日本女性にこの系統は多いはず。目鼻が小さく、下がり眉。

田中裕子さんが子育てに貧乏に仕事に奮闘するも振り回され、うまくいったと思ったらクソ男や戦争や不景気や不運に襲われてしまう「おしん」。いくら女性が輝く時代になったと(お題目で)唱えられるとはいえ、女性の生きづらさは変わりません。おしんは聖人君子でもなく良妻賢母になりきれず、ちゃんと人間らしい汚い感情があることも橋田脚本ではちゃんと描かれるわけです。

亭主に対する不平や友人に対する嫉妬、姑に対する怒りを隠しきれないという脚本が共感を呼びます。平成、令和を生きる女性たちも、苦難にあってもへこたれないで、泣きながら道を開くおしんの姿に共感、慰められるのではないか。

一方、直後に「なつぞら」が。みんなが主人公の味方ではあり、アニメという今の若い子が憧れる職業に就く主人公。仕事にも子育てにも頑張る主人公!輝く女性ってこうでしょ?!といくらNHKと脚本家がいえども、「いやこれちゃうなんかちゃう」と言いたくなるのでは。

さすがに「おしん」を観たあとでは。

共感できる顔、できない顔をリフレインして毎日視聴者が観ていたら、圧倒的に厳しく批判されるに決まってます。

田中裕子さんというあの顔。共感と感情移入できる顔立ち。で、最高の脚本にひたったあとに、すぐにはじまるのが、現実離れした美少女が登場する脚本が主婦の共感を得にくい展開のドラマ。炎上するのもしゃーないのでは。

二種類の顔を対比したらあかん

【Amazon.co.jp限定】『負けずぎらい。』特製フォトカードつきVer.

難しいことに広瀬すずさんの美少女系の顔立ちは、眉が太い。その眉が一文字で繋がりそうな勢いである。

で、気が強そうに見える。そして口が大きい。(宮崎あおいさんは同じように眼が大きいが儚げな不幸そうな部分があり演技しだいで女子の反感を買わない)

田中裕子が共感できる不幸顔なのに対し、広瀬すずの顔は、勝気なクラスにいるリーダー女子の顔なんですよ。

彼女の役割としては、気の強い女子の生徒会長。サッカー部の男子にツンデレの表情を見せて二人でひと夏の思い出を作る、などかな。男子向けの淡い恋の相手にぴったりです。

似顔絵を書く人としてはそこを外しているからこのドラマ振るわないねん!と言いたい。

広瀬すずさんを使うならファッションから化粧をなんとか主婦層よりにすべきだった。

西郷どんで観た二人の妻の対比的容姿

思い出してほしいのが「西郷どん」鈴木亮平さん演じる西郷隆盛には二人妻がいた。はしょりますが、その役は黒木華さんと二階堂ふみさんです。

正妻は黒木華さんです。(田中裕子さんと同系統の顔立ちです)

みをつくし料理帖 DVD-BOX

このときも二階堂ふみさんが悪者のように炎上しかけた。

near, far 二階堂ふみ写真集 (SPACE SHOWER BOOKs)

もちろん、浮気相手の女性役、その立場だけでも反感かうに決まっている。保守的な家庭が多いNHK大河ドラマの視聴者ならなおさら。あの顔の二階堂ふみさんを起用するとは。二階堂ふみさん、以前、淀君(豊臣秀吉の側室 日本一有名な妾)を演じているので、あの顔はそういう顔として分かってキャスティングされているのでしょう。

西郷どん鈴木亮平さんの流刑の似顔絵(にがおえ)
二階堂ふみと鈴木亮平さん演じる「西郷どん」の似顔絵イラスト

顔立ちのせいです。一般的日本女子は誰でも黒木華さんの「顔立ち」に共感するに決まってます。それを、夫が離島で投獄中にオンナができて、それが二階堂ふみさんだったら…。

あのパッチリ目の南国風の色っぽい口びると美貌…そして若さ…。まあ、悪役になっちゃいますな。二階堂ふみさんの演技は上手いし素晴らしかったのですが、この時も脚本がなんだかイケてなかった影響をもろにかぶったのだった。

こういう対照的な顔だちの二人を出すとこうなっちゃうのも当然です。同様に「なつぞら」は「おしん」を同時に再放送するからいかんのです。

二階堂ふみさんは芸達者だし、プライドを投げ捨て役にカメレオン的にはまれる人だから悪役色気女子の印象が薄くなり大きな役が舞い込みます。「翔んで埼玉」主演で起死回生し、来季の大阪版朝ドラの主演です。二階堂ふみさんなら、たぶん相当ヒットすると思われます。

眼の大きい骨格系の美少女は若さと顔立ちが取り柄なので、年が上にいくほど、生き残る術が必要です。宮崎あおいさんは子育てもありあまり表に出てこなくなり、二階堂ふみさんは自分を良く知っていて、向上脱皮をはかります。

女性がいくら若くて可愛いのが得だ!とはいえ、いずれは失ってしまうものです。

エラが目立つ問題

また描いていて痛感しますが

こういう顔立ちの美人の欠点ですが大人になるにつれ「エラが目立つ」ということです。

美人にしろ普通顔にしろ、人間、大人になるにつれてどうしたって骨格が成長してしまうんです。

で、エラが発達してしまう。いつまでも無垢な感じの栄養不足の少女顔ってカワイイですけど、それって未成熟ってことで大人じゃないってことです。そういうのをやたら好む日本社会も問題ですが…。

橋本愛 写真集 『 あいの降るほし 』

同様の美少女、橋本愛さんもオカッパ頭が多いのは、エラを隠すためです。

異国風目がパッチリ美少女の顔立ちの唯一の欠点です。

一方、平凡なアジア顔は眼が小さいんでエラがそう目立たないんですね。

広瀬すずさんはオカッパ頭がトレードマークで少女のうちはそれがカバーされていましたが、朝ドラは無理が出てきている。色々な年代のいろんな髪型をする必要が出てくる。

広瀬すずファースト写真集「suzu」

なので、余計に年をとった役をすればするほど、エラが目立ち、いじわるでわがままな印象を視聴者に与えてしまうのです。

色んな要素があり「なつぞら」の視聴率は下降気味でどうも盛り上がらない。

その理由の大きな一つに顔立ちがあるのではないかと似顔絵屋として申し上げる次第です。

広瀬すず「なつぞら」似顔絵イラスト
どやっている雰囲気があるドラマ「なつぞら」
■当サイトの画像はフリーではありません。いかなる画像、イラストであれ勝手に使用した方には損害賠償を請求します。
■芸能人、有名人、著名人の似顔絵イラストを販売することは肖像権の侵害にあたるので、お受けできません。またアニメキャラクターの模写、ディズニーイラストや他作家の模倣は著作権侵害になります。
私が制作者の【はぎぷー】こと萩谷尚子です。ヒアリングを密にしながら、丁寧にお客様の顔の似顔絵をお描きいたします。お気軽にお問い合わせください。
申込み問い合わせボタン