なんか西郷どんにモヤモヤ…

私が定期的に観ているテレビ番組は「アタック25」とNHKの大河ドラマなんです。しかし、どうにもこうにも今年、2018年の大河ドラマ「西郷どん」にはモヤッとさせられます。

感動的な回もあるんですね。涙をこらえきれず「きばれ!西郷どん!」と西田敏行さんのナレーションとともに拳を握る日曜日もあるのです。

だから今年のは駄作だと割り切って見ないわけにもいかず、毎週観ているわけなんです。とりわけ鈴木さんがどうにもムラがあると思うんですね。(ごめんなさい!でも鈴木さんは大好きな俳優さんです)

忍びの国の役柄みたいにダークにやって欲しいんですが…。

なんでこんなことに…。

なんで鈴木西郷にはまれないのか

鈴木さんの顔が西郷さんに似てないってのもある。西郷さんってこの顔ですからね。日本人にとっては。

西郷隆盛(せごどん・さいごうたかもり)の肖像
実際はこの顔は西郷隆盛さんじゃないらしい

これぞ西郷さん!という目鼻ではないのが鈴木亮平さんです。

西郷どん 完全版 第壱集 Blu-ray

しかし、卓越した演技力と筋肉で圧倒的な西郷さん憑依をなしている、

いやなしているように見えたのですが…

何かが違う。

歯車が回を追うことにどうにもこうにも。スイーツ・BL展開を意識した脚本にも問題があります。鈴木さんのせいではありません。

死線を超えても…

先々週が特に妙でした。

西郷どん鈴木亮平さんの流刑の似顔絵(にがおえ)

何度も死にかけて、今度こそ思想的に開眼するに違いない!と期待して観てるんです。が、今回もアッサリ終わってしまった。

こうして何度も死にかけては今回こそ彼は変わるかも、と期待したんです。

敬愛する殿さま島津斉彬の死で殉死しようとした、そして、月照和尚との心中、更には二度の流刑。二度めの島流し、先週放映の回、特にキツいふきっさらしの独房での幽閉刑です。

何度も生死の境を彷徨って非情な日本一の革命家!になるのが西郷隆盛。

今回もどうも開眼した感じじゃない。それどころか、石橋蓮司演じる島流しの先輩武士にチューされて白雪姫よろしく元気になりました、といった感です…。BL展開とはこういうことなのでしょうか。

最後の流刑、もうちょっと痩せてて欲しかったというのもありますが(いくら体重を上下させることが得意な鈴木さんでも1年のテレビドラマでそれを為すにはスケジュール的に難しいのでしょう。)

イミフ?西郷隆盛のキャラ

月照さんとなんで死のうとしたのか、江戸を燃やすつもり満々なのに勝海舟に説得されてやめてしまうとか、最後は武士たちを引き連れて内乱を起こしたのか。何度も死線を越えたわりにはまるで一貫していないのです。

西郷どん鈴木亮平さんの流刑の似顔絵(にがおえ)

シェイクスピア並に

「生きるべきか死ぬべきか」

という問いを西郷隆盛は人生で繰り返している。だからその度に成長していくはずなのに、あんまり変わったようには見えません。

ジャンプの主人公のようにはいかないんですかね…。

死線を越えては肝の据わった残酷な革命家になるはず。が、相変わらずの仲間大好きな満面の笑みから抜けれない。

ぜんぜん彼の思想が見えてきません。アホなの?なにを考えているのか。大久保利通さんとか坂本龍馬とか高杉晋作さんとか、思想あるじゃん。どういう国にしたいか、何のために幕府を倒したいかとか考えてるじゃん。あの思想家、橋下佐内と一緒にいたわりにはよく分かってない感じ。

西郷隆盛さんは何を考えてるかわからない

歴史に詳しい人にその疑問を愚痴っていたら

「うん、西郷さんは何も考えてない」

と返事してくれました。

思想なんてないわよ。でもそこが彼の魅力よ!」とも。

いや、幕末一の革命家なのにそんなことはあるんですかね?

「あるんです。西郷さんはその時々の愛している人達のために動いているだけ。なんも考えてない」

なんじゃそりゃ。

「だからこそ彼は歴史の役割を果たせたんじゃないか。鈴木さんは史実通りの西郷さんのキャラを忠実に丁寧に演じているのよ」

よく分からなかったんですが

西郷隆盛の本当の姿とは

磯田道史さんの「素顔の西郷隆盛 (新潮新書)」を読み終えました。なんかようやく腑に落ちました。

磯田道史「素顔の西郷隆盛」

続きはあさって~