「アシガール」の弟くん、原作では”引きこもり”という設定ではないですよね。

そこがドラマ「アシガール」の脚本の秀逸なところです。引きこもりや密接な母子関係、支配的な親子関係といった現代的な家族関係に注力して心情を丁寧に描いている。

そこがドラマ「アシガール」のヒット、老若男女に受けた一因ではないかと。

戦国時代へ平成の女子高生がタイムスリップ。そこまでは今までのタイムスリップものとあまり違わないところですが、出てくるキャラクターが現代をちゃんと切り取って

それぞれの「特性」を活かして大活躍するというところが魅力です。

戦国時代に姉を送りこみ、状況に応じて摩訶不思議な武器を発明して助けるという天才的な「ドラえもん」的な役割の弟。尊(たける)くんです。

かつての時代の弟、といったら

サザエさんのカツオなんじゃないか。

サザエさん アートスタンプ カツオ

野球が好きでやんちゃでお調子者。

しかし、弟キャラ、少年キャラはこの時代はもうそんな元気な男の子が少なくなってきてるんじゃないか。

尊くんのような「引きこもり」ヲタク、内向的な少年が増えているのではないか。

医者の両親は、この尊くんをちゃんと健やかに「引きこも」らせているのが素晴らしい。学校に行かずに研究室のような別宅を庭に作らせて、その頭脳で発明に没頭させます。もちろん、医者だからお金持ちなんで、それが出来るんでしょうが。

姉である唯ちゃんにも女の子だからこうしなさい、ああしなさい、と言わないし、だから健やかで元気な魅力的な主人公なんです。この弟の尊くんも、学校には行くものだ世間体が悪いから行けともどうやら言ってない。

たぶんちょっとアスペルガー的なとこがあり、学校ではいじめられちゃうタイプだと見受けられます。

しかし、天才的で発明家で集中力がある。その特性を両親は大事にして育てている。

眼鏡で内向的で、そして、少しシスコン。

こんな弟がいたら可愛くてしょうがないでしょう。

物語の中で弟は猪突猛進の姉を「あいつバカじゃないか」と言う場面があります。

しかし、親はそれをとがめ、あなたは発明が好き、唯は走るのが好き、お父さんは家事が好き、お母さんは仕事が好きだ、それだけのことだ、それぞれの特性と好きな事が違うだけだと言うのです。

そこがこのドラマの肝だなあ、と。

下田翔大さん、あまり知りませんでしたが、眼鏡はずしたら、すごい美少年です。これから大活躍される俳優さんです。

下田 翔大 – アミューズ オフィシャル ウェブサイト

アシガール DVD BOX

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