顔を沢山描いていると、写真をひと目見たら、その人のことに詳しくなくとも、表情や醸し出る何かで性格や人となりが分かるような気がします。

高杉晋作さんを描くために写真を見たら

ひと目で、

あ この人あぶない人や

なんてちょっと身構えてしまう尖鋭があります。

顔じたいは普通にその辺にいそうな人なんですが。イケメンではない。(イケメンなら桂小五郎さんでしょうが、何故かあの人は同じ長州藩士でありながら尖鋭性がない)

高杉晋作さんは頭のイカれ具合と精神性が全身から溢れ出て、ちょっと怖い。

有名なこの写真は既に肺結核にかかられているのかな。このヤツレ具合と、眼光のするどさ。狂信的かつ天才性。不思議な幼児性(いい意味での)子供っぽいアンバランスさがある。幼少より身体が弱かったので大切に育てられたという。実際お坊ちゃまだったんでしょう。

高杉晋作さんは、いわゆる奇兵隊を作った人として有名ですが

当時の長州(現代の山口県)から発した尊王攘夷運動は身分の低い者が占めてましたが、この高杉さんだけが突出して高かった。家老だかの息子なんですね。

今 あの有名な大村益次郎の小説「花神」を読んでます。

非常に面白く改めて、驚愕するのが、長州藩の思想熱とエネルギーです。吉田松陰をはじめ、この弟子の高杉さんといい、どいつもこいつも変で激しすぎる。

狂信的でまさに

ヤバい

皆イッちゃってる。現代にこんな人らがいたらと考えたら恐ろしすぎます。実際、京都人たちは志士たちがこわくてしょうがなかったらしい。すいません。。高杉さんが隣に住んでたりしたら速攻引っ越すかも。

しかしこの強烈に激烈に行動的で狂信的な長州藩の集団。彼等がいなければ、江戸時代、徳川260年は転覆しなかった。その思想が正しいか正しくないかというより、その強く若々しいエネルギーがあったればこその幕末維新である。と、小説は述べています。

中でも過激も過激、天才的な軍事。統率性とカリスマ。芸術家でもある。まさに革命家。イキまくっていたのが高杉晋作さんだったのです。

フランス革命もあの過激すぎるロベスピエールがいなければ成り立たなかった。そういう人の歴史的役割として夭折してしまうのですが、高杉さんも然りでした。

高杉晋作 写真 – Google 検索

どの写真もイキまくっていて、描くのがちょっと怖かった。飲み込まれそうな激しく純粋な眼。無菌培養の過激思想ってこういうのかなあ、と。

はっきり言えばテロリストってやつですね。

以前「龍馬伝」で伊勢谷友介さんが演じておられたのがよく合ってました。

おもしろきこともなき世におもしろく

というのは高杉さんの言葉であると言われてますが、信ぴょう性はないそうです。

短い生涯をいかに面白く(イケイケで)で駆け抜けようかとずっと思ってたのかもしれませんね。